批判だけなら誰でも出来る

批判だけなら誰でも出来る!をモットーにビジネス書・自己啓発書から漫画・小説まで読んだり聴いたりした本やそのサービスについて駄文を連ねるブログです。

 今度アニメ化されるということで「Re:ゼロから始める異世界生活」の、なろう版を読み始めた。

 異世界召喚物なのだけれど、主人公が持つ能力は死んだらある地点まで巻き戻る「死に戻り」だけで他にチート能力は持たない。

 作品説明に「※血も死体も出る予定ですが、そんな派手なことにはなりません。」って書いてあるけどめちゃくちゃ派手なことになってるのはご愛嬌。

 書籍化にともなっての削除やダイジェスト化、更新停止はしないとのことで、その点は非常に好感度が高いですね。



 さて、現在四章の途中まで読み進めているわけなのですがTwitterの方にも書いたように挫折しそうです。

 「死に戻り」分かりやすく言えばシュタインズゲートのように失敗した場所からタイムリープで過去に戻る能力によってその時点までで起こった出来事や自分の記憶以外の全てが元に戻ってやり直して正解を見つけるという作品です。
 定番として主人公をどんどん追い詰めて、そんな中で手に入れてきた情報等を使い最後にその点と線が繋がって理不尽な運命をひっくり返し突破するカタルシス!!というのが基本的な流れなんですよ。

 一章と二章ではその「主人公が受ける試練」のバランスがそれなりに許容範囲で、そこまでの理不尽さというか「物語での必要性があり、そのために作者が誘導する範囲」に入っていました。

 しかし第三章。
 ここで私は読むことがかなり苦痛になってきました。

 話の都合上、最後のループ以外は主人公は「失敗」しなければいけません。
 そのために主人公がやることなすことのほとんどを『否定され失敗』する流れになります。

 三章ではその『否定』の仕方が二章までのような自然さがなくなり、主人公の行動に対してこれまでなら、それなりに納得できた理由だったのにこの章あたりから「否定させたいがための行動と否定するキャラの理論」になっているのです。

 だから読んでいる方としては「二章ではこういう主人公の性格と行動が肯定されてたのに、突然それが批判の的にされる。」という戸惑いが起こります。
 しかも、その行動を批判するのは新キャラだけでなく二章まで主人公の行動を見てきてその人となりをそれなりに理解し享受し、時にはそういう時にはそういう行動をするようにと説き、導いてきたキャラさえも否定しだすのです。

 そして三章あたりから特に酷くなってきたのは主人公の無知さを非難するキャラたちの言動。
 簡単に流れを書くと

 主人公が何かしら解決しようと行動を起こすがそれを否定される→「貴方は何も知らないのね(哀れみ・嘲り・怒り等の反応)」→「何を知らないっていうんだ教えてくれ」→教えてくれないor更に激高or侮蔑→主人公怒りor落ち込み

 こんなのばっかりなんですよ。
 登場人物がどいつもこいつも言葉が足りないか言葉が通じない、話を聞かないし問に答えない。
 主人公の立場だったらこんなのストレス貯まるどころのレベルじゃない。

 ここらへんの主人公へ試練を与えるキャラと救うキャラの「バランス」が非常に悪いと思うんですよね。

 それでも三章にはレムという救いが有りましたし、ユリウスやヴィル爺さんのお陰でなんとか乗り切れましたし後半の流れからのタイトル回収までの部分でかなり救われました。




 さて三章が終わって四章。

 三章のラストからさらなる展開で盛り上がる感じでスタートしたは良いのですが聖域についてからは本当に読んでてストレスが溜まりまくり。
 癒される存在がオットーだけというのも有るのですがオットーに対する主人公の態度も個人的には好きじゃないのもあって全く癒しになってないんですよね。
 「じゃれてただけ」という名の「いじめ」みたいなもんですし。
 いじられキャラをいじる限度を超えてるから見てられなくなってしまう。
 これってどの作品でも言えるんですけど、そのキャラを本当は信頼してるのにツンデレでいじっちゃう「いじられキャラ」ってのは必要なんだけどいじる側の「愛情」「信頼」をきちんと描いてないとただのイジメになっちゃうんですよね。
 やりすぎて不快になってしまう作品も多々ありますからね。

 あと聖域の中での村(?)としての描写があまりに少ない。
 それなりの人(?)が住んでいるはずなのに住民や生活等、ほとんど描写されないから山奥の廃村かと思うレベル。
 読んでいて情景に人が暮らしてる姿が浮かばない。というか殆ど描かれない。
 死に戻りの原因である事件の何個かを見るとそれなりの数住人がいるんですけどね。

 そんな中で行われるのは三章と同じく様々なキャラによる主人公dis。
 三章はレムのお陰で乗り切れたわけですが今回は救いが無いので辛い。

 どいつもこいつも必要な情報すら出さずに思わせぶりなだけで主人公をdisるだけなので読んでいて楽しくないんですよ本当に。

 いや、きつい物語なんだからそういう話も必要ってのもわかるのですが四章はそれが行き過ぎている。

 言い方を変えれば作者による物語誘導がきつすぎるんです。
 主人公(読者)への情報を抑えることによって「謎解き」でのカタルシスアップを狙うのはわかるのですが、与える情報を絞りすぎな上に絞り方がある意味ワンパターンすぎて食傷気味になっている。

 さらに三章で学習したはずの主人公の成長が殆ど見られない。
 これは上記に通じるのだけれど、主人公が三章でdisられているあたりと同じ行動パターン、思考パターンなので同じようにdisられるシーンが四章で頻発するわけです。
 ここらへんもワンパターンと思ってしまう原因に拍車をかけている部分ですね。
 
 とりあえず現在連載分までは読むつもりですがこの不満は解消されるのだろうか。

※追記※
Amazonのレビュー見て同意した部分。
イラストが世界観に比べて合っていないというのは非常にわかる。
この記事を書き始めてから検索してキャラクター紹介ページを見た時に「これはアカン・・・」と思ってしまった。


※08/23 誤字修正、記事内追記等

※追記
 リゼロという物語は、敵方も味方側も主人公にとっては敵で実は本当の味方が殆ど居ない物語なんじゃないかなと読んでいて思います。
 だからレムが完全に初めて主人公の味方と信じ切れるキャラとなった時の読者の「安心感」は半端無いし、だからこのリゼロという作品の中でのナンバーワン人気キャラになるのは必然だったのではなかろうか。
 あとベア子も救いの内に入れていい立場だけど完全には信じ切れない。






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